U-NEXTで配信中の映画『スペースウォーカー』を観ました。
アトロクで三宅監督が「これは本当に面白いやつです」って薦めてたんで、そんなこと言われたらそりゃ観るでしょう!
ってことで僕が観た感想を書いていきますー。
過去の感想はこちら↓
『スペースウォーカー』の概要
人類初の宇宙遊泳を成功させたソ連の宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフの実話を、本人監修のもとに映画化した伝記ドラマ。1960年代。アメリカとの宇宙開発競争が激化する中、優れた飛行技術を持つソ連軍パイロットのパベル・ベリャーエフ中佐とアレクセイ・レオーノフ少佐は、宇宙飛行士としてスカウトされる。しかしパベルは訓練中の事故により足を負傷。アレクセイは別の相手とパートナーを組むよう指示されるが納得できず、上司を説得しパベルはどうにか復帰することに。そして1965年、アレクセイとパベルは宇宙船「ボスホート2号」に乗って宇宙へと旅立つ。主演は「戦火のナージャ」のエフゲニー・ミロノフ。
2017年製作/136分/ロシア
引用元:映画.com
原題:Vremya pervykh
監督:ドミトリー・キセレフ
製作:ティムール・ベクマンベトフ、エフゲニー・ミロノフ、セルゲイ・アギエフ
脚本:セルゲイ・カルチュラノフ、ユーリー・コロトコフ、オレグ・ポコディン
監修:アレクセイ・レオーノフ
撮影:ブラディミール・バシュタ
音楽:ユーリ・ポテイェンコ、アレクサンドル・バルタノフ
出演:エフゲニー・ミロノフ、コンスタンチン・ハベンスキー、ウラジミール・イリン、アレクサンドラ・ウルスヤク、イェレーナ・パノーバ、アレキサンダー・ノビン
予告編はこちら↓
個人的評価:68点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『スペースウォーカー』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
ソ連側の宇宙開発のはなし
人類で初めて宇宙遊泳を成功させたソ連の宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフの伝記映画。
そう、ソ連側の話なんです。
大体この手の宇宙開発競争モノ(?)ってアメリカ側の話ばかりを見て来て、ソ連ってどちらかと言うとヒールに回ることが多かったんだけど、ソ連にはソ連の事情があったってことで。
この宇宙遊泳の模様はソ連全国で中継されていて、表向きには順風満帆だったってことになっているんだけれども、実のところ何から何までトラブル続きで生きて帰ってこれたのがいかに奇跡だったかってことを描いている映画です。
国家のために
アメリカが宇宙遊泳の計画を変更したため、ソ連は宇宙遊泳計画を2年早めることに。
全然準備が間に合っていないのに。
すべては国の威信のため。
人命よりもお国のため。
これ以上にくだらないものってあるんですかね。
で、前置きは早々に、割と早めに宇宙に飛び立つレオーノフと相棒ベリャーエフ。
メインはそこから。
レオーノフが宇宙船から始めて飛び出る瞬間のドキドキは凄かった。
これは絶対映画館で観たかった!!
そして宇宙に漂ってからの心許なさ。
こんなに何の準備も出来てない状態で本当によく行ったなと驚くばかり。
カメラのキャップ外したはいいものの、「このフタどうすんの?」って今さら!って爆笑でしたけど。
こんな調子だからとにかく最初から最後までずっとトラブル続き。
良かったのは、最初の地球パートで出てきた「エアポッドに脚から入る問題」「電気系統いじってて感電死」が、しっかり宇宙行ってから同じ問題が発生するあたり。
そんでもって度重なる危機をなんとか回避して、命からがら地球に戻ってくると、信じられないことにそこで最大の危機が待っている!
っていう何とも信じがたいクライマックスまで用意されているという。
サービス過多すぎるとか思ったけど、これが実話という恐怖。
総評
なにか危機が迫るとすぐ諦めて人命を切り捨てようとし過ぎだろ!
と憤慨いたしました。
なんか最後ハッピーエンドみたいになってたけど全然いい話じゃないでしょ!
オリンピックもまさにこんな感じで、終わる頃にはハッピーエンドみたいな空気になるのかなぁ、なんて考えたり考えなかったり。
そんな感じの映画でしたよ。
それはさておき、宇宙パートのドキドキハラハラ感は最高でした!
『スペースウォーカー』はU-NEXTで配信中ですよ~
その他にも感想を書いているので興味があれば是非!↓
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