毎日更新は断念しましたが、映画の感想を書いていきます。
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『JUNK HEAD』
初公開:2021年3月26日(日本)
ジャンル:アニメ、SF、ファンタジー
製作国:日本
上映時間:99分
監督:堀貴秀
声の出演:堀貴秀、三宅敦子、杉山雄治
だいたいのストーリー
地下世界を乗っ取った人工生命体マリガンを、人間が調査しに行く。
だいぶ未来の話。
評価&感想
100点(37本中1位!!)
映画のすべてが詰まってるって思うぐらいに、もう本当に最高。
キモいし可愛いしグロイし笑えるし、最後には感動させられるという。
そしてこれを一人で作り上げたという、正気の沙汰とは到底思えない偉業を成し遂げた堀監督には感謝しかない。
ストップモーションアニメというものに特に思い入れも何もないんだけど、観ていて純粋に気持ちいいし、何よりキャラクターひとりひとりの造形が良過ぎる。
全部のフィギュアが欲しい。
えげつないグロさも容赦なくて良い。
エイリアンみたいなあのクリーチャーの気持ち悪さと、顔みたいな尻尾からもろにウンコ吐き出すところとか最高に気持ち悪い!
天井に潜むグロパックンフラワーみたいなやつも気持ち悪かったなぁ。
クノコ(一応キノコらしいけど思いっきりチンコ)を栽培している様も気持ち悪けりゃ、刈り取った後に痛そうに(もしかしたら気持ちよさそう?)ブルブルしてところも本当に気持ち悪いし、だんだん腐っていく様子も悪趣味すぎてもはや最高。
全然おいしくなさそうだし。
とにかくどれもトラウマ級にえげつない。
キモくてグロくてえげつないんだけど、登場キャラクターは全員超絶かわいい。
特に3バカ兄弟は最高だった。
ドーピングぶち込んでマッチョになってからのフォルムもめちゃくちゃカッコいいし。
外連味たっぷりのアクションもカッコよかったし、音楽もあがる(音楽も監督が作っている!)。
あと独特過ぎるカメラワークも面白かった。
本当に最初から最後までずっと楽しかった。
主人公パートンは最初から最後までずっと徹底的に痛め付けられるという不憫さ。
そしてエンドロールのクレジットがほぼ全て「堀貴秀」の表記に改めて狂気を感じ、制作過程の映像でさらなる狂気を見せつけられる。
どんだけ気の遠くなる作業なんだ。
3部作の1作目らしいので、まだあと2作観れるというこの幸せ。
何年先になろうとも永遠に待ち続けます。
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