1日1本映画感想文41日目『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』【ネタバレあり】

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 2022年に観た旧作
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今年は本格的に花粉症がヤバそうですが、それはさておき映画の感想です。

これまでの感想はこちら↓

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『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』

ポスター

初公開:2001年12月6日(アメリカ)
日本公開:2002年9月7日
ジャンル:ドラマ、コメディ
製作国:アメリカ
上映時間:109分
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー

だいたいのストーリー

関係が崩壊していたテネンバウム家が仲良くなるまで。

評価&感想

78点(41本中25位)

ウェス・アンダーソンの3作目。
「ウェス・アンダーソン強化月間」っと勝手に銘打って、食わず嫌いからこれまで観て来なかったウェス・アンダーソン作品を一気に全作観ようとしているのですが、すでにもう大好きな監督の一人になっちゃってます。

今作は「破滅と再生と救済」の話かと。
ロイヤル・テネンバウム(ジーン・ハックマン)という救いようの無いクソじじいを中心とした群像劇。

登場人物全員が一癖も二癖もあって、「出てきた瞬間からもう大好き!」って感じではなく、なんだかみんな辛気臭い顔してあんまり好きになれないタイプばかり。
それなのに。
それなのに映画が終わる頃には、これだけ多くの登場人物(テネンバウム家の主要キャラから端役に至るまで)全員のことが愛おしくてしょうがなくなってしまうのは凄い。

物凄いギスギスした感じで始まって、最終的にはほっこり心温まるとても優しい映画。
突然ドン引きするようなエグイ描写が出てきますけど。犬に厳しい!

編集はオシャレでスタイリッシュで毒も含みつつでもう最高。
マーゴ(グウィネス・パルトロー)の過去を『Judy is Punk』をバックに振り替えるシーンはほんと好き。
指を失うシーンの意味の分からなさと意味の無さも最高。
でも確かに人生なんて意味とか理由のあることばかりじゃないしなぁとふと思う。
それにしてもジョン・ワッツ版スパイダーマン然り、ラモーンズと映画の相性の良さは一体何なんだ。
自分がただラモーンズが好きなだけだからなのか。
そうなのか。

イーライ(オーウェン・ウィルソン)の部屋に飾ってある謎過ぎる絵に爆笑。
執拗にカメラを切り返しまくっているから明らかに笑かしにかかっているはず。
調べてみるとミゲル・カルドロンという人の作品で、実際にウェス・アンダーソンが所有しているものらしいです。

パゴダ(クマール・パラーナ)の刺し癖もめちゃくちゃ笑った。
チャス(ベン・スティラー)の息子2人も良かった。
訝しい顔するガキはそれだけでもう笑える。

コメント

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