1日1本映画感想文53本目『音楽』

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久々の投稿。

 

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『音楽』

ポスター

初公開:2020年1月11日(日本)
ジャンル:アニメ、青春、音楽
製作国:日本
上映時間:71分
監督:岩井澤健治
脚本:岩井澤健治
声の出演:坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉

 

だいたいのストーリー

バンド

不良がバンドを組む。

 

評価&感想

あや

91点(53本中9位!)

こんな実験的な音楽に心の底から感動したのは初めて。
良い音楽って何なのか。
そもそも「良い」って何なのか。
改めて考えさせられる。

そんな、深く考えたらノイローゼになりそうな難しい問題はさておき、バンドを組むということの根源の喜びに満ちた映画である。
初めて音を合わせたときの万能感。
飽きもせず単調なビートを延々繰り返す太田と朝倉。
学生時代に初めてバンドを組んだその瞬間を、一寸、思い出したりしてみた。
思い出したり。
この部屋で。

物凄い青春映画だ。

アニメの知識が乏しいので他の作品と比較が出来ないのだが、なんとも雑な絵(ヘタウマ)なのに妙に動きがリアルで、歩いたりタバコをふかしているシーンを観ているだけでも楽しくてずっと観ていたくなる。
視線の動きとか凄いところがある。

やる気があるんだか無いんだか全く掴めない研二がとにかくチャーミング。
発狂する森田もまたチャーミング。
キングクリムゾン聴いて覚醒するのかと思いきや、別にそんな展開があるわけでもないのもまた良い。

最後のライブのカタルシスはとんでもないことになっている。
震えるほど感動しつつも、やっぱり笑ってしまう。
それが格好いい。

肩に力が入っていないようで入っているようで入っていないんだかよく分からないが大傑作。

松江哲明プロデュースということで、僕自身変な色眼鏡で観てしまいがちなのが本当に残念。
でも大好きな作品であることに違いはない。

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