1日1本映画感想文45本目『Mr.ノーバディ』

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Mr.ノーバディ 2022年に観た旧作
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我がゴールデンウィークも残り僅か。

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『Mr.ノーバディ』

ポスター

初公開:2021年3月26日(アメリカ)
日本公開:2021年6月11日
ジャンル:アクション、サスペンス
製作国:アメリカ
上映時間:92分
監督:イリヤ・ナイシュラー
脚本:デレク・コルスタッド
出演:ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、RZA

 

だいたいのストーリー

ハッチ

舐めてた相手が実は殺人マシーンでしたっていう例のやつ。

 

評価&感想

ロシアンマフィア

91点(45本中7位!)

この手のジャンル映画の新たな傑作!

まず冒頭の異常な速さかつ延々続く日常描写に一瞬で心掴まれる。
こんな映画、絶対に面白いに決まっている。

バス車内でその能力をいよいよ発揮するシーンがまた最高。
大体この手の映画は本気出したその瞬間にもう敵の死は確実!みたいに、ほぼ無敵状態(特に最初に一戦交える敵には)なんだけど、本作の主人公ハッチ(ボブ・オデンカーク)はここでかなりボコボコにされる。
ここまで映画開始してから約30分、映画を観ている側のフラストレーションを溜めて溜めていよいよ爆発というところで最初の一撃すらかわされている。
で、いざ戦いだしても普通のオッサンが頑張って戦っている感じで、明らかに無敵ではない。
のだが、徐々に本来の能力が覚醒していく。
最終的に、喉にストロー刺すところでその異常性が本物であることが分かる。

その後どんどん無敵化していくにつれ、長いこと「普通」を演じてきたオッサンが内に秘めた本当にやりたいこと(殺し)を解放し、自己実現して人生が輝き出して家族の信頼も取り戻していく過程が本当に最高。

『96時間』や『ジョン・ウィック』に比べ、能力解放のブチ切れ沸点がやけに低い(猫のブレスレットを盗まれただけ)あたりも、それはただブチ切れるためのトリガーとして無理矢理こじつけている感じが懐の狭さを感じさせて愛らしくもある。

映画終盤はもうサービスタイム。
特にドキドキハラハラすることもなく、心置きなく大殺戮祭りを楽しむだけでいいという最高の時間。
それに加えて、ジジイ(ドク!まだ元気!)と弟も参戦という過剰接待。
もう言うことなし。

年に1本はこういう映画が作られる世界であってほしいものですね。

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